独学 宅建 & 行政書士 一発W合格への道。



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2月20日


ヒロシの場合、法令の勉強はごくノーマルなものでした。後程、ヒロシの使用した教材を紹介しますが、使ったのは受験用六法、基本テキスト、記述対策用テキスト、過去問題集、予想問題集、そして、3回分の予想模試が収録された直前予想模試、とこれだけ使用しました。

【六法】
宅建の場合と異なり、まず六法は必携です。しかも、重要な判例のついているものに限ります。行政書士試験の場合、判例レベルまで問われます。宅建の場合は条文の一語一句まで覚える必要は全くありません。しかしながら、行政書士の場合、記述という形で、条文中の文言をそのまま答えさせる出題がほぼ必ずと言っていいほど、毎年あります。法令は記述の配点の比率が比較的大きいので、結局は試験日までに何回条文に目を通すことが出来たか、そして条文中の基本的な文言を覚えることが出来たか、というのも大きな勝負の分かれ目になります。
【基本テキスト】
基本テキストの選定というのも、その後の勉強をスムーズに進ませることが出来るか否か、という大きな分かれ目になるかもしれません。特に出題範囲の多い行政法は、専門用語も多く、最初は概念自体を捉えるのも難しいかもしれません。人によっては、行政法のみサブテキストを使用する人もいるようです。まあ、先にも述べた通り、最終的にはどれだけ条文が読み込めてるか、が勝負になるのですが、行政法は、行政 対 個人、あるいは、行政 対 行政、というような考え方が基本になるので、民法などと比べても基本的なルールの当てはめ方が違うのです。この当たりは基本テキストをしっかり読んで、それでも理解出来なければ、行政法、地方自治法などを解説したサブテキストを読むことも必要かもしれません。とにかく基本的な概念の理解なしに、合格は得られません。
【過去問】
過去問については、宅建と同様、「3ストライク制」をひきました。詳しくは宅建のコンテンツを参照してください。ただし、過去問題集は掲載されてる問題数が、多ければ多いもの(つまり掲載されている年度数が多いもの)ほど良いでしょう。過去問題集を見ると確かに、試験傾向の変わった平成12年の前と後では問題の難易度が異なります。つまり、最近の問題の方が明らかに難化している訳です。とは言っても、平成12年より前の問題も基本事項として是非抑えて置きたいところです。しかも、基本事項を問われているだけに初学者にとっては逆に基礎知識の定着に一役買ってくれるという側面もあります。ですから、過去問題集はとにかく掲載年度の多いものを買いましょう。
【予想問題集】
宅建の場合、過去問だけきっちりやれば良い、というアドバイスをさせて頂きました。しかしながら、行政書士の場合、残念ながら過去問の知識だけではまだ充分ではありません。というのも、平成12年より出題傾向が変わった、とは先程書きましたが、それ故、現在の出題レベルでの過去問は、平成12年度以降の数年分しかないのです。地方自治法などは過去に一度も問われたことのなかった条文からの出題などはしょっちゅうですし、その他の科目についても色々な問われ方にも慣れておく必要があるでしょう。
【記述対策用テキスト】
ヒロシは試験勉強の最終段階として、記述対策用テキストの使用をオススメします。もちろん、記述で得点出来なければ、合格はおぼつかないから、という理由もあるのですが、記述対策用テキストは基本テキストのエッセンス的な役割も果たしてくれます。よって記述対策用テキストをこなすことによって、もう一度、全体的視野に立った択一問題の復習も出来る訳です。
後、これは是非言って置きたいのですが、どの年度の問題も記述対策用テキストにキーワードとして載っていたものが、そのまま記述の問題として出題されることがままあります。と言うのも、記述問題というのは、指定された文字数の範囲であれば何を書いてもいい問題であるが故に、必要以上には難易度を上げられないからです。間違っても、一部の学者の中でしか知られていないような学説の中の用語、などというものは出てきません。ある程度きちんと勉強していれば、頭に浮かんでくるであろうキーワード、というのは意外と限られているものです。最後にビシッと記述対策をして、法令全体での得点8割を目指しましょう。


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