独学 宅建 & 行政書士 一発W合格への道。



Home > W受験 > W受験で「虻蜂取らず」にはならないか?

2月20日
この宅建と行政書士のW受験は、正直、サラリーマンの方にはあまりお薦め出来ませんが、比較的時間に余裕のある方であれば、充分にふたつとも合格レベルまで持っていくことが可能だと思っています。ヒロシの場合も、それほど体に無理が利かない状態ではありましたが、ちゃんと2つの試験とも合格出来ました。健康な方であれば、これはもう日本語さえ読めれば(笑)、本当に充分可能です。

ところで、W受験の場合、お互いの試験勉強が、それぞれの試験勉強に取って障害になるのではないか?という疑問を持たれる方もいると思います。まあ、はっきり言ってしまえば障害です(笑) それに試験日が1週間しか違わない、というのも結構厳しいものがあります。確かにそれなりの覚悟が必要だとは思います。
しかしながら、W受験ならではのメリットもあるのです。宅建のコンテンツにも書きましたが、ヒロシの場合、宅建の民法(権利関係)の得点は満点でした。これは行政書士試験に於いても、民法は重要科目であったため、結局、普通の宅建受験者より2倍近く民法を勉強した為ではないか、と思っています。民法で満点だった私でも平成16年度の宅建の民法は比較的難しかったと感じています。行政書士の民法の過去問や予想問題を解いていなかったら、どういう得点になっていたかは全く想像することが出来ません。

一方、宅建の勉強が行政書士の勉強に役立つ場面は正直言って民法以外はあまりありませんが(とは言っても、これだけでもかなり影響はありますが)、意外なところでは、宅建で習う税法が活かされる場合もあります。行政書士試験の場合、最近の税法はいわゆる捨て科目として有名ですが(笑)、宅建の勉強範囲の中の出題があれば、これは儲け物だと思います。あいにく、平成16年度はそういった出題はありませんでしたが、固定資産税、住宅ローン減税など、これら、宅建で習う税法が、いつ行政書士の税法の試験に出題されてもおかしくはないと思います。

色々と書きましたが、とにもかくにも宅建、行政書士、それぞれで民法を勉強したのは、ヒロシにとっては相当プラスに働きました。民法はとっつきやすい科目ではありますが、それでも奥は深く、また条文の数も半端ではありません。ヒロシの場合、行政書士の民法のより突っ込んだ問題形式に慣れていたおかげで、若干難化した宅建の民法にも対応出来ましたし、1回の試験に15問出題される宅建の民法を学んだおかげで、範囲が広い割には4〜5問しか出題されない行政書士の民法もカバー出来ました。これって、相当な相乗効果だと思いませんか?


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